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2007-08-04

文化と嫌われあきんど

平社員1号です

1人で更新し続ける事になるかと思っていましたが
助っ人参上に涙です


で、思い切り話は変わりますけれども
あきんどといいますか、いわゆる商売人というのは
時代劇を見ても、余り良い印象が無いように思います

結局自分では物を作らず、安く買って高く売り
その差額で生活をすると言うことで

今では崩壊している事なのかも知れませんが
社長や年配の取引先の方と話をしていると、あきんどと
文化保護という関係に気付きました

例えば製作者が亡くなってしまい、今はお店の為の
最後の一足しか残っていない、地元立矢沢部落の方が作っていた
「かんじき」が有りますけれど

「かんじき」というのは、木を切ってきて、乾燥させ
曲げて仕上げるまで二年かかるそうです。

昔社長が、暖冬でサッパリかんじきなんか売れない年に
凄い量のかんじきを仕入れてきて、半ばがっかりしたことが
ありました
経営者としてどうなんだろうかと

今は流通革命などと言って、ホームセンターは、仕入れをせず
売れ残った物は全て返品というシステムを取っています

不良在庫を無くし、経営を良くする当然のシステムと思います

何年も後になって、しかも直接ではなく、誰かに社長が
話をしているのを、後ろでこっそり聞いていて解った事ですが

例えば暖冬が続き、在庫が沢山有ったとき
二年前から一生懸命作っている物を
「今年は去年の在庫があるから要らない」と
一度でも断ってしまうと、作る人は、それで生活は
出来ないと言う事になります。
当然他の職を探す事になると思いますが
必要になったときに、売ってくれと言っても
もう作る人はいなくなっていると言うことです
作る文化自体が無くなってしまうと言う事だと思います

安心して物を作るには、心温まるストーリーや心意気ではなく
生活するためのお金ですね

もう一つの話で
手縫いのぞうきんは、昔よく学校に数百枚単位で納品していましたが
現在はタオルぞうきんという外国産の物が主流で
全くぞうきんは使われなくなりました

それでも、おばあちゃんが一枚一枚縫って毎年タクシーで
売りに来るのを、全て買っていました
全く売れないので、信じられない位の在庫がたまり
それに毎年安くないお金で買い足すので、僕には
信じられませんでした

そのおばあちゃんも亡くなり
もう欲しくても二度と手に入らない物になりました
一つの小さな文化の終わりと思います

亡くなる前にこちらから断らなかったのは
今思うと、社長の文化を守ると言う気持ちが
多く合ったのではと想像しています

今一枚百円で売っている、おばあちゃんの手縫いぞうきんは
最近在庫を減らし、ちょっと焦りを感じます。

面白い物ですね、今になって「もっともっと買っておけば」
と思う自分は、まだまだ青いなと思います
(もっとも、もっと欲しくても手作りなので無理ですが)

荒物屋という言葉を知っている方がどれだけ居るのか
荒物屋という文化も、最終局面の気がしますが
面白い職業だなと思います

このようなエピソードは沢山ありますので
おいおい...


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