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2016-11-19

平成28年度10月号(第62号)

うちのワル子供たちのルーチンですが、まず帰宅すると手を洗わせご飯を食べさせます。これがはかどりません。いつまでもグダグダ言いながら食べます。会長に保育園の迎えに行って貰うのですが、帰ると暫く会社の奥でゴソゴソしています。その時子供たちはどうも何かに舌鼓を打っているようです。巷ではジージ等と、可愛らし気に呼ぶらしいですが、兎に角そのジジイがなんかを食わせる訳です。確かに鯉も白鳥も、なんか食ってるところを見るのは良いもんです。動物園でわざわざニンジン等を100円出して買って馬や象に餌をやるのも、よく考えると謎の衝動です。僕だったら、金さえ出してくれれば、いくらでもウマウマ食べてるところを披露するんですけど、おじさんがなんか食ってる様子は、少なくとも現代の日本では全く需要が無い様です。子供たちの食欲がないと家に帰って尋問開始です。初めは子供たちも否認します。厳しい追及によって「諒君が食べてた」「久君も食べたでしょう」と、お互いを陥れようとし、やがて白状し始めます。子供のあやふやな供述をもとに大きさや色を聞き出し、時間をかけて似顔絵を作成してみると、どうも「でん六豆」あたりが怪しいようです。文句を言おうものならば、明日から僕が雨の日も風の日も毎日5時でお迎え確定ですので、そこは藪をつつかない様に気を付けています。7時から食べ始めても食べ終わるころにはもう8時を過ぎています。ネンネの時間です。しかし両容疑者とも入浴がまだです。そこから身柄を拘束し入浴させる訳ですが、毎日凝りもせず泣きながら暴力も振るいつつ全力の抵抗です。私務執行妨害です。風呂におもちゃを入れたり、オノセンセイかハラダセンセイから注射を打って貰うと脅したりします。モシモシだけの約束で入浴させ、風呂から上がる頃には、すっかり9時です。ネンネの時間です。しかし歯磨きがまだで、これも大変な労力です。そこから塗り絵を始めたり、電車を並べ始めたり、両手になんか持って四機編隊のブルーインパルスごっこを始める訳ですが、もうあらかた10時です。オニの時間です。ネンネしなかった子供を鬼が頭からソリソリ食べにくる時間です。「もう明日にしなさい、鬼そこまで来てるし」と言われると、しぶしぶネンネ準備につきます。毎夜毎晩「明日にしなさい」と言いながら、ふと偉い人の言葉を思い出しました。「明日あると思う心の仇桜」興味を持ったので調べてみると、浄土真宗を開いた親鸞聖人が9歳の時、仏門に入る儀式を翌日に延ばされそうになった時に読んだ句だそうです。全文は「明日あると思う心の仇桜、夜半に嵐が吹かぬものかは」明日が当たり前に来るわけではない、今できることを今やると言うわけです。9歳なのにえらいねーと思う一方で、一時期「明日あると」を「アスファルト」だと思って「ど根性桜」をイメージしていた過去の自分を改めて恥じ直しました。

有限会社 森茂八商店 HP
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