2017-02-04
平成29年1月(第65号)
ヤオヨロズの神等と言う言葉があるように、日本の神様は其処かしこに存在しているそうです。神の名のもとに戦争をしている国が沢山ありますが、日本の神様はいたっておおらかな印象があります。「信じる者は救われる」というのが、大方の神様の譲れない最低条件のようで、いわゆる「困ったときの神頼み」を通してくれる日本の神様は、世界的にも大変珍しいそうです。宗教には興味が無いので、詳しい人には怒られそうですが、貧乏神や疫病神などもいますし、嫁の主張によれば、仲間の神様との口論から発展し、意地でウンティスを我慢して失敗した神様もいるそうです。近年はトイレの神様もフューチャーされました。だったら熾烈を極める納期間近の建設現場の中にも、タイヤ交換のあと不足した空気をチョイ足ししてくれるガソリンスタンドの諏訪富商店さんにも、最新式のドラム式乾燥機付き洗濯機の中にも、神様はあらせられるのだと思います。逆にドラム式洗濯乾燥機のフワッフワの仕上がりなど、神の御業としか思えません。そんな中で、これはあくまでも僕個人の意見として捉えてい頂きたいのですが、昔から僕には確固たる主張があります。批判を恐れず言うならば「八百万の神様も、歯医者さんにだけは居ない」という事です。あの雰囲気や匂い、音、痛み、非人道的行為の数々を国連安保理が野放しにしているのも、いかがなものかと思います。そんな中、行きつけの歯医者さんに内装を頼んで頂きました。3か月に一度の定期検診で診療台に座ってみると、なんと僕が貼った天井の壁紙の端が剥がれて三角に垂れ下がっているではありませんか。先生に「天井の隅の壁紙が剥がれて垂れ下がっている事にお気付きですか?」と聞くと、「自分は下ばかり見ていたから全然気付なかった。いいよそのままで」との事。「お言葉ですが先生、我々患者は、つらい気持ちの中、常に天井の一点を見つめて恐怖と戦っているのです。おそらく患者さん全員が気付いていますよ」というと「そーかーじゃー適当に直しといてー」という事でした。三か月後の定期検診の時に、僕は先生に、思い切って言ってやりました。「天井の隅の壁紙が未だに直っていない事にお気づきですか?」と。すると「自分は下ばかり見ていたから全然気づかなかった」との事。「お言葉ですが先生、我々患者は、つらい気持ちの中、常に天井の一点を見つめて恐怖と戦っているのです。おそらく患者さん全員が何時直るのか気になっていると思いますよ」と。「じゃーマジで直しといて」という事で、後日しっかりと補修作業をさせていただきました。小林歯科医院には、ひょっとすると神様がいるかも知れないと、後から思いました。川が近いからですかね。※言い訳1※壁紙の剥がれは施工不良ではなく、近隣の地盤工事が原因でした。多くの患者さんが恐怖の眼差しで一点を見つめた事も原因の一つと思われると、問屋さんも言っていました。※言い訳2※仕事の予定を管理しているスマホの電源を、お医者さんでは生真面目に切っていたため、約束をすっぽかし、完璧に忘れていました。※挨拶1※本年も変わらぬご愛顧を、よろしくお願い申し上げます。
有限会社 森茂八商店 HP
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