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2017-03-18

平成29年3月 (第67号)

休みの日に、背中を丸めてソファー用の自慢の毛布洗って、エマールで柔らかく、優しくしていたら、嫁に「何してるの」と聞かれました。「なんでか知らないけど、最近、自慢の毛布からオッサンみたいなにおいがするような気がするから」洗っているのさという言葉にかぶせるように「それは毎日オッサンがクルマって寝てるからでしょう」と、驚きの誹謗中傷発言がノールックで繰り出されました。今巷で大はやりの言葉の暴力というやつです。難しい年頃の僕は一生癒えることのない、大変に深い傷を心に負ってしまいました。自慢の毛布がオッサンくさいのは、決して毎日オッサンがクルマっているからでは無いことを僕は知っているのです。その証拠に、学生時代から使っている自慢の毛布ですが、去年までは、オッサンくさくなるという事は、一切無かったのです。しかし思い当たる節があります。それは、とある小雨の庄内町で、人家もない県道のど真ん中を鼻歌まじりに当然法定速度で、当然スマホも弄らずに、当然10時10分でハンドルを持って快適走行している時に端を発します。突然車道の真ん中で小さな小汚い猫を轢きそうになりました。脇をすり抜けなんとか止まったのですが、生後2か月くらいの猫だと、近寄ると脱兎のごとくに逃げ出すことを知っていた僕は、車道からコヤツを追い払おうと寄っていき、そのまますり寄られ、なんやかんや二転三転のどさくさに紛れ、そのままおねだり上手のコヤツは我が家に居るのです。名前は猫田よもぎと言います。変なよもぎ柄のしかもオスのコヤツが、こともあろうに毎日毎日飽きもせずに猫砂を掘るのです。それも「ほりっ ほりっ」と力強く思いつめた眼差しで右腕に力をみなぎらせて掘ります。僕はその行為を「黄金の右」と呼んでいるのですが、掘り終わると、なんとコヤツは手も洗わずに僕の自慢の毛布に直行し、丸くなるのです。3200円もしたペットヒーターには目もくれないのです。他にもあります。下の子供は、食事が終わると、毎回一旦僕の自慢の毛布のところに行き、すぐ帰ってくることに気づきました。何をしているのか泳がせて観察してみると、なんと口の周りについたコーンポタージュやらジャムやらを、僕の自慢の毛布で「すりっ」と一拭してくるのです。しかもその動きは流れるようで、よくよく注意して観察しないと解らない程まで成熟し、完成した無駄のない動きです。一朝一夕では到底出せない匠の技術なのです。結局黄金の右やらカレーやらなめこの味噌汁やらが、自慢の毛布を媒体とし、猫田とオッサンに適温で優しく温められつつ加水分解や酸化還元、置換反応、付加重合などのありとあらゆるえげつない化学反応を繰り返した結果、軽いオッサンくささが生まれているのです。とりあえず洗った後にミカンの皮をしこたまなすり付けて黄金の右が来るのを防ごうと思っとります。

有限会社 森茂八商店 HP
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