2017-08-15
平成29年7月(第71号)
消費低迷が叫ばれる中、何万円ものお金を払ってスポーツジム等に通う方も少なく無い様です。うちで働いてくれれば、思う存分に体を動かし、汗を流し、更にお金がもらえます。一服の時にジュースさえ飲むことが出来、更に職人さんの下品な下ネタやおやじギャグなどの非日常的な特典も付くのにと思うのです。先日畳職人と畳を上げていた時、ふとその職人さんは、時間があるときスパールに行って、ランニングマシンで走っていると聞いたことを思い出しました。畳を運ぶのが辛いと、ヒーヒー言いながら仕事をして、そのあと走りに行っているのかと思うと、ひょっとしてコノヒトバカナノカナーと思いました。確かに世の中には、健康になる為なら死ぬことさえいとわない、と言うような人がいて、死をも恐れず体力作りに励んでいらっしゃったりします。健康決死隊とでも言いましょうか。やはりこれもある種のバカの亜種と思われます。かくいう僕も、40歳になったその日の朝から、俄然太りやすくなり、昨日までと同じ食事を採ると、何故か太るという現象が再現性ある形で確認できました。今現在は、昼食を食べないという荒業で乗り切っていますが、それでも気を付けないと体重増加に繋がります。そこで僕などはジムなどにお金を払わず、更にお金を貰いながら、体を動かす方法を編み出し実践致しました。その方法というのは、畳等の搬入搬出の時に、ターゲットの家から少し離れたところに車を止め、そこまで運ぶという、まさに簡潔にして画期的な方法です。額に軽く汗を浮かばせて、小走りで働く姿などは、なかなか様子も好ましいのです。結果から申しますと作戦は大失敗に終わりました。どこの家でも同じように「こっちに止めた方が近いよ」と不安げに何度も何度も言われ、結局「この人は物凄く頭が悪いのではないか、こんなシベリアンハスキーの様な体力バカに我が家の大事な畳を任せて大丈夫なのか?」などと、お客様の不安を盛大に煽る結果になっていることにハッと気が付き、静かに人知れずよしました。話題は変わりますが、我が社の契約社員がしきりに、いつから正社員になれるのかと、連日矢のような質問です。先日あまりに執拗なので、ちなみに、もしも正社員になったらどうなるのですか?と聞いてみました。すると意を決したように、まっすぐ目を見て「正社員になったら、思い切り気を抜きます」と、大胆な決意表明を正面から叩きつけられ、震撼しました。本日などは、その契約社員が正社員で無い事をうっかり失念したのか、隣の席で既に思い切り気を抜いて、「ヤルキニナラナイ」などの言葉を、完全に独り言の域を超えた音量で発しつつ、なんかくってます。聞こえないようにしても、どうしても聞こえてきます。僕はこの恐怖を、どう克服すればよいのでしょうか?
有限会社 森茂八商店 HP
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