2018-06-22

平成30年6月(第82号)

嫁に怖いものを聞きました。発展途上国の食べ物を食べてピーピーになるのが怖いそうです。オプションでおなかが痛くて、うずくまっているところに野良犬が来て匂いをかがれたら、より怖いそうです。車を運転している時、UFOが飛んで来て、勝手にGPSの様な便利グッズ的なヤツを埋め込まれるのも怖いらしいです。でも特に怖いのは「幽霊電車」だそうです。幽霊電車、名前バリ怖いです。一体全体それは何なんだと聞いた所、見当もつかないとのこと。幽霊電車の存在を認めて、電車もろくに通らない鶴岡で幽霊電車に恐れおののいているのに、その内容が「わかりません」では、ちょっと筋の通らない話です。そもそも鶴岡で走っているのは、電車では無く汽車です。よく話を聞いてみると、子供の頃に、図書館かどこかで、タイトルだけを見たのだが、怖くて中を見ることは出来なかったのだそうです。しかし、そのタイトルから、どんどんと自分で勝手に幽霊電車を想像し、もう、いてもたっても居られないくらい怖く、もう中年ど真ん中の今も、ただひたすら怯えて生きているのだそうです。ご苦労な話です。嫁が想像するには、普通に電車にのると、その時は日常的なのですが、気がつくと、もう周りが幽霊だらけのウッジャウジャの超満員状態で、もう軽く幽霊がはみ出す程パンパンに詰まった状態で、どこか知らない遠くに連れて行かれるのだそうです。成る程と思いました。僕のイメージ上の幽霊電車と違います。結果的にどこか知らない遠くに連れて行かれるのは、否めないとして、過程が違います。幽霊というものは、やはりチラリズムの要素を多く含んでおり、幽霊でパンパンになったら、ちょっと違います。幽霊の淋し気な希薄感というか。頭にシャンプーの原液を、いくらてんこ盛りにしても洗浄できないのと同じで、幽霊も、やはりある程度薄まっていないと本領は発揮できないと思うのです。自由に動けないというか。適正な希釈倍率や水分活性というものを無視しては適正な効果は得られません。そもそも一人ひとりの幽霊にそれぞれ長い悲しいストーリーが有り、その背景から醸し出される悲しみやら呪いやらが、もうグッツグツに発酵して成熟し撹拌され、それが満を持して幽霊になって現れるわけで、それが二人同時でもややこしくなります。お菊さんとお岩さんが一緒に出てきたら、怖さ倍増とはならず、なんだか面倒くさいヤツら、みたいになります。話なげーよ、みたいな。それが事もあろうに、電車一両パンパンの状態で出てきたら、もうひとりひとりの背景とかそういうのではなく、結局戦略としては、見た目の怖さを全面に押してゆくしかなくなると思うのです。それって幽霊でしょうか?最初のインパクトで勝負するのは幽霊ではなく、おばけです。なんなら電車いっぱいのミミズの方が、まだ攻撃力がありそうです。という訳で、僕の想像する幽霊電車には、幽霊はちらほらしか出てきません。そんでどこか知らない遠くに連れて行かれます。しかし本当の幽霊電車というのは、どんな話なのでしょうか。
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