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2018-09-10

平成30年9月号(第85号)

ついにかねてから懸念していた事態が起こりました。カブトムシ室内行方不明事件です。学生の頃に二度同じような事件に遭遇しています。一度目はコクワガタで、学生時代にアパート一人暮らしの時、電柱の下に落ちていたコクワガタを捕獲し、イチゴの空パックに入れて飼育しようとした初日の夜に早速ワンルームアパートで行方不明になりました。いくら探しても出てきませんが、眠ろうとすると、どこからかカサコソと小さな音がします。電気をつけていくら探しても発見には至りません。この状態になると、生活が著しく制限されます。室内での動きは緩慢になり、いちいち自分が歩こうとする場所、寝転がろうとする場所、クッションの裏などを点検してからでないと、行動に移せないということになります。夜トイレに行こうと思っても、探り探りです。朝起きて確認すると、テーブルの上に置いたエサが食べられていたりします。結局一週間毎日の不眠と、スローモーションでの動きを強いられる結果となり、最後は綿ごみだらけのままエサを食べているところを発見し、すぐに軽くデコピンしてから外に放しました。二度目は同じ学生時代、車の中です。ノコギリクワガタがノコノコ路上を歩いている所を捕獲し、車の助手席に乗せて、家に着いたらもう何処にも居ませんでした。これも全然出てきません。仕方ないので、車の窓を開けっぱなしにして、もういないと思っても忘れたころにどこからか音がします。一応入れたエサを食い散らかした跡があります。結局こののこのこのこぎりくわがたは、最後まで出てきませんでした。開けた窓から自然に帰ったのか、まだその車の中に居るのかは、永遠の謎です。話を戻しますが、本日朝に子供がラジオ体操から帰ってきて、カブトムシの脱走に気づきました。脱走というよりも、かねてからきつく注意していた部屋のドアの閉め忘れにより、どう猛な肉食動物の端くれである、猫田よもぎ氏が侵入し、虫かごをひっくり返した形跡があります。破片などがない所を見ると、全部ぺろりと食べたのか、どこかに逃げたかと思われます。この話にオチはありません。現在絶賛行方不明の真っ最中です。しばらくは「だからカブトムシを飼うのは大反対だった」と不機嫌を隠そうともしない母親におびえつつ、四人家族でスローモーションで生活することになります。
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