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2007-09-26

プロフェッショナル

将棋めっぽう弱いのに、もう10年以上NHK将棋を欠かさず見て
近場でタイトル戦などがあると、こそこそ会社をサボって
出かける平社員一号です

将棋観戦が好きになった理由というのは、まだ学生で世の中が
良く解らなかった頃、プロという言葉の意味を痛切に感じた
事が有ったからです。

羽生善治というとても将棋が強い人が6個のタイトルを得て
7つ目のタイトルに挑戦した事が有りました。
僕が見に行った年は、挑戦に失敗して、谷川王将が防衛した対局で
(翌年羽生さんは、全てのタイトルを防衛し、一から挑戦件を得
見事将棋界の全てのタイトルを手にしました)
千駄ヶ谷の将棋会館で、当時5段であまり活躍していなかった
森内俊之現名人の解説を聞いてきました

将棋会館にはアマチュアの将棋マニアが数百人集まって
話しを聞くと5段だの6段だの、皆さんそれこそ雲の上の人たち

その雲の上の人たちが、集まって色々検討して、森内さんに
質問するのですが、驚いたことに、全ての質問に瞬時に
答えるのでした

「凄く良い筋だと思いますが、こうなって、こうなって
こうなって、こうなって、こうなって、こうなって
中略... こうなった時に5五に銀を打つ手が
有るので、その手は成立しにくいと思います」

てな事を、それこそ、もの凄く考えたアマチュア達が
次々と浴びせる質問に、当然の様に答えるのをみて
まさしく、プロとアマの歴然とした違いを見ました
見えている世界が、全く違うと思いました

質問自体があまりにレベルが高すぎて全く理解できず
僕はあまりの驚きで、どさくさに紛れ森内さんの背後に回り
一生懸命色々な人に質問されている後ろで、ばれんように
背広のシリの当たりをつまんだり、腰をつついたりしてました
ホントスミマセン

僕らの廻りにはいろんなプロが居ます。

ペンキを塗るプロや、物を教えるプロや、子育てのプロ等々

それはテレビに映るとか、目立つとかではなく
やっぱり、プロとアマとは、歴然とした違いが有ると思います


僕も、「やっぱプロは違うな~」と言われるようになりたいものです。



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