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2008-01-22

アナログ - デジタル

平社員1号です。

先日とある畳屋さんと話をさせて頂いて思ったことです。

ある日取引先から連絡があり、発注等を全てを
パソコン上ですると言う事になったそうです

その畳屋さんは、仕事を断ってきたそうです。

メールで流れてくる文章だけで、良い家が建つわけがないと

そう言われてみると、僕も思い当たるふしがあります。
僕は仕事柄品物を見ないで仕入れをすることが多いです。

畳表などは、九州で作られているので
いちいちそこに見に行くわけに行きません。

進んでいる産地問屋さんだと、パソコンで受付をしているのですが

例えば、麻綿で五八の、すらっとした畳表有りますか?
と聞いたとき、文章で書くと「ありますよ」と

でも、電話で聞くと違いますね
「え? ん~ ま~ 有るには有ります」なのか
「はいっ もう 丁度電話しようと思ってました
 森さんの為のような畳表です ありますあります」
なのか

ちょっと長くなりますが、昔面白い話しが有りました。

有る方が家をたて、畳を作ってもらったのですが
おじいさんの一部屋だけ、おじいさんの知り合いの畳屋さんに頼み
他の部屋は、工務店さんの紹介の畳屋さんに頼んだそうです。

幸か不幸か同じ日に畳屋さんが来て、同時に仕事をすることに
なったそうです。

おじいさんの知り合いだけあって、年配の畳屋さんも可なり高齢
工務店の畳屋さんは、若い綺麗な作業着の好青年が2人
最新の自動でレーザーで寸法を採る機械で仕事をし始め
その間も、非常に分かり易い状況説明

高齢の畳屋さんは、持ってきた風呂敷包みから 
糸となんだかまっすぐとも言えない棒を取り出し
ゴソゴソやって、スッと居なくなったそうです。

あんな物で、正確に寸法が測れるのかと
あまりの違いに家の人も、驚いたそうです。

後日家の人は、もう一度驚くことになります。

高齢の畳屋さんの、一部の隙、ムラの無い仕上がりと
工務店さんの...

どちらも良いところが有り、悪いところが有りますが

一番の違いは、アナログとデジタルの違いだと思います。
レーザーで採った寸法は、そのまま畳を作るラインに送信されます。
まさしくデジタルの世界

一方高齢の方の寸法の取り方は、他の人には解りません。
2分五厘小 少し甘め 強め

この、「少し甘め」等という訳の分からない言葉は
物凄くアナログであり、説明不可能でありますが
なんだか訳の分からないうちに
人間が作った、不完全な空間を上手に埋めます

デジタルの世界は、0か1か 是か否か  YESかNoか

世の中なんでもそうだと思うのですが
YESっぽいNOとか、否だけど本当は是とか

少し甘め みたいなのがあるから、面白いんでしょうね



人間だもの(パクリ)















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